実際は合格率8%の難関試験、その対処法を挙げている。
自力で合格するための、お勧めテキストは?
予備校の利用は?
巷には、行政書士試験は「法律の知識がない人でも、わずか6ヶ月で簡単に合格できます」「1日○○分の学習で合格できる!」等と、いかにも短期の学習で無理なく合格できると思わせるような情報が氾濫してます。
本当にそうなのか。
実はたいへん難しい試験なのです。合格率が例年8%ほどで、大部分の受験生が不合格になります。しかも、今後、さらに難しくなる傾向が見えてきました。
行政書士試験は平成25年度までは、問題の難易度に関係なく、300点満点で180点(60%)を正解すると合格できる仕組みで、結果的には、毎年5,000人前後の合格者が出ていました。
しかし、平成26年度の試験では、初めて合格点数に補正が加えられ、166点(55.3%)の正解で合格者が決定され、それにもかかわらず合格者は4,000人前後に減ってしまいました。
いろいろな国家資格がある中で、正解率60%弱で合格者を決める試験はこれだけです。この正答率60%とか、55%とか見る限り、やさしい試験と思ってしまいますが、ここにこの試験の落とし穴があります。
本書では、なぜこのような正解率で合格できるのに、たいへん難しい試験なのか、その仕組みを通して、今までの試験対策の「なぞ」や「間違い」を指摘し、より効率的な「今どきの行政書士試験」の「学習法」について説明します。
本書を読むに当たり、「法律」の専門的な知識は必要ありません。過去の試験問題を通して試験科目の実体験をし、どのような学習法を取ればよいかが体得できます。
行政書士試験に少しでも興味ある方は、本書を一読して「今どきの行政書士試験」を感じて欲しいと思い書き上げました。
平成27年6月
行政書士 竹原 健
商品名 | 書籍 今どきの行政書士試験 |
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本体価格 | 1,600円(税抜) |
発行(奥付)年月日 | 平成27年7月10日 発行 |
講師 | 竹原 健(タケハラ ケン) 1963年生まれ。早稲田大学社会科学部卒業。 |
ページ数 | 243ページ |